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医療系大学生のリアルに迫る「MedYou Laboys&Girls」vol.3 後半【研修医2年 中島菜都美】

「MedYou Laboys&Girls」の第3弾。今回は前半に引き続き、研修医2年目中島菜都美さんのインタビューの後半です。

前半は全ての記事よりご覧ください。


インタビュイー:研修医2年 中島菜都美(以下、「中島」)       

インタビュアー:北海道大学医学部5年 網谷史人(以下、「網谷」)

 

目次:

~前半~

  • 自己紹介

  • 高校生時代:登山部!実は数学は苦手で…

  • 進路選択:「生物と人間のつながり」を学ぶべく医学部へ。ご縁で見つけた研究医枠。

  • 大学生時代:意外といろんな人がいた医学部

  • 研修医としての現在:忙しいけど充実した日々。学生の時の感覚も忘れずにいたい

  • 今後の進路:臨床と研究の往還を目指して

  • 高校時代の自分に会えたら伝えたいこと:1本道に見えるけど、実は選択肢は沢山ある

 

~後半~

  • MedYou Laboのスタッフとして:「前提知識からお話すること・双方向性を意識する」

  • MedYou Laboの今後について:「医療の世界やそこに関わる人々の生きた声・実際の所をお伝えする」

 


MedYou Laboのスタッフとして:「前提知識からお話すること・双方向性を意識する」

 

網谷​ : 後半では、中島さんのMedYou Laboのスタッフとしての思いを聞いていきたいと思います!

まずは、MedYou Laboに関わったきっかけを、改めて教えて頂いても良いですか?

 

中島 : ​大学に入学した時から、医療ヘのモチベーションがないまま医学部に入学してきてしまい苦しんでいる一部の同級生や、ガチガチな医学部のカリキュラムを見て、医学教育や進路選択には問題意識を持っていたんですよね。

その中で、偶然が重なってMedYou Laboを創設した林明澄さんと知り合って、誘って頂きました。

 

網谷​ : 初めて企画にスタッフとして関わった時の感想はいかがでしたか?

 

中島​ : 最初は上手く動けるかもわからず、不安でしたね(笑)。

ただ、当日高校生と話すのがとても楽しかったんですよね。大学生になると、高校生と話す機会自体がないので、伝えること自体が難しかったけれど、伝え方を工夫したりよりよい伝え方を考えたりすることが楽しかった。高校生が医療や進路をいきいきと質問してきてくれて、モチベーションになったし、その子たちの未来が良いものであってほしいなと素直に思えたんだよね。

企画自体もスムーズに進んで、その内容も興味を持てるものでした。

また、自分自身が学ばせて貰ったというか、自分の進路選択を見つめ直す機会にもなったかなと感じました。

スタッフも自分と同じ興味関心や、高いモチベーションを持っている人が多くて、自然と「次回も参加したい」という気持ちになりましたね。

 

網谷​ : 中高生とのやりとりは、いつもモチベーションと気づきを与えてくれるものですよね。

企画の時、いつも心掛けていることはありますか?

 

中島​ : 進路の話をする時って、自分視点で話してしまいがちだけど、中高生と話すときにはかなり意識的に前提知識・背景からお話しないと伝わらないですよね。例えば医学部での授業の話をするのであれば、「医学部は6年あって、理科みたいな基礎の講義→病気の基本を座学で学ぶ臨床の講義→病院実習と進んでいく」という前提をまず共有する、といったことです。この点は心掛けていました。

社会人になると、非医療者である患者様に医療のことを説明する日々なので、MedYou Laboで学んだことが活きているかなと思います。

 

また、双方向性も意識していました。高校生がどうして企画に来てくれたのか聞いたり、高校生からの質問にすぐ答えるのではなく高校生側の意見をまず聞いてみたり。そうすることで自分と高校生の視点や背景知識の差に気づけたりもします。

 


網谷​ : どちらもとても大切なことですよね…。多くの企画に参加する中で、特に印象に残った企画はありますか?

 

中島 : ​折角なら自分の母校でMedYou Laboの企画をやりたいなという気持ちはずっとあって、2021年に実現した際は特に嬉しかったですね。この時は、進路紹介のプレゼンも自分で担当して、すごく印象に残っています。

 

網谷​ : 素敵ですね…。どの企画でも可能な限り高校さん側のニーズを入れてはいますが、特にスタッフにその高校のOBOGがいる回はすごく盛り上がりますよね。

 

 

MedYou Laboの今後について:「医療の世界やそこに関わる人々の生きた声・実際の所をお伝えする」

 

網谷 : ​5年間の活動全体を振り返って改めて、MedYou Laboの活動に意義があるとしたらどんな所だと思いますか?

 

中島 : ​まずは、参加してくれる中高生にとっては、やはり「医療の世界やそこに関わる人々の生きた声・実際の所をお伝えできる」というのが大切な点だと感じます。その中で、スタッフの年齢の近さというのが1つ大切な存在意義だと思っています。

また、スタッフとして参加してくれる大学生にとっても意味のある事だと思っています。中高生と話す中で、自分自身の進路選択をリフレーミングしたり、それを通じて自分自身の今後の進路選択を良いものにできるという効果は感じています。

 

網谷 : ​そんなMedYou Laboに今後期待したいことはありますか?

 

中島​ : 社会人になって自分自身がエンジンとなっていくのは徐々に難しくなっていますが、今いるメンバーには企画の大本の意義だけ忘れずに、自由にチャレンジして欲しいな!

 

網谷 : ​ありがとうございます! では最後に、今後新しくMedYou Laboの企画に「参加者として来てくれる中高生の皆さん」と、「スタッフとして参加してくれる大学生の皆さん」に一言ずつメッセージを頂けますか?

 

中島​ : まずは中高生の皆さんに:私自身、進路に悩んでいた時期にはセミナーなどに積極的に参加していました。自分自身の興味を広げる場として、是非気軽にMedYou Laboの企画に参加してほしいです。待っています!

 

次に大学生の皆さんに:本当に、与えるものより貰うものの方が多いくらいの企画です。企画を通じて自分が変わる部分が必ずあります。高校生に伝えたいことがある方なら誰でも大歓迎なので、最初はライトな形でも良いので是非参加して下さい!

 

網谷 : ​本日は本当にありがとうございました!

 

 

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